わからんから面白い魏志倭人伝

三国志の時代の魏志倭人伝にはわからん事が多い。わからんからそのまま想像力を働かして楽しんじゃお!

三国時代に中国の人口は三分の一以下になった

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晋書は晋の時代から400年近く後の唐の時代に成立した。400年というと現代において関ケ原の頃を記述するに等しい。

そんな古い時代の記述だけど一応信用するとしてその地理志に記載の人口を見る。

因みに三国志に地理志はない。三国志の著者の陳寿さん、面白くないところは徹底して無視している。

晋書の地理志のサマリー部分に、前漢末、後漢中期、晋初の頃の中国の全人口が記載されている。

前漢末      59594978人(約6000万人)

後漢中期     56486856人(約5600万人)

晋初       16163863人(約1600万人)

と、晋初めまでに人口が1/3以下になっている。4000万人も減っている。

これは今の我々の感覚ではまず信じられない。いったい何が起こればこんなに人口が減るものだろうか?

ここまでで人口1/3化の要因を考えてみると面白い。正解はないけれど。(次回に続く)