直前3-4回の日記では魏志倭人伝の「倭人」とは?からY染色体のハプログループの話になってしまった。行きがかり上ミトコンドリアDNAのハプログループも考える。
上記日本語版はよくわからないから英語版も見た。
Y染色体と同様に系統樹があるがどうもすっきりわからない。そこを無理やり以下に並べてみた。なお以下のタイプ名はY染色体のタイプ名とは全く関係ない。
L、
(M、C、Z、D、G)、
(N、A、R、B、F、H、V、J、T、U、K、I、W、X、Y)
大まかには、L、M、Nに分かれる。Mの中はMとC、Z、D、Gに細かく分かれる。Nの中もNと14個に細かく分岐する。
日本人は、Dが多く他に (M、Z、G)、(N、B、F、Y) があるそうだ。
中国人は、Dが多い。他に M 、B、F もかなりあるから日本人とほぼ変わらない。
インド人は、Mが多い。他に R、U もかなりある。
ヨーロッパ人は、Hが多い。他に T、U もかなりあるがすべておおまかにはNの中にある。
アフリカ人はLに属する人が多い。
南北アメリカ原住民(ネイティブアメリカン)はC、A、B が多いらしい。
ポリネシア人はBが多いらしい。
ということで、ここでも、人種との関係がありそうだが、明確ではない。
Y染色体による系統樹との関連は当然あるが、明確な対応関係は必ずしも明らかにされていないようだ。
ミトコンドリアDNAは母親からしか受取らない。Y染色体は父親からしか伝わらない。
そうした違いが反映しているかもしれない。
以上ミトコンドリアDNAハプログループについても考えてみた。Y染色体ハプログループから得られる結論とほぼ整合しているようだ。