わからんから面白い魏志倭人伝

三国志の時代の魏志倭人伝にはわからん事が多い。わからんからそのまま想像力を働かして楽しんじゃお!

174人もの新型コロナウィルス感染者

たった今、「クルーズ船で新たに39人感染。検疫官も1人感染」(産経新聞)とのニュースがはいってきた。

これでクルーズ船「ダイヤモンドプリンセス」での感染者は174人になった。

一方、他の日本での感染者数は20人程度だ。中国を除けば、他の国でも感染者数は(今のところ)50人を超えたところはない。

そうしてみると、174人というのはとてつもなく多い。

クルーズ船に乗っている人は全体で3700人というのも、クルーズ船というものに乗った経験のない私にはびっくりするほど多い人だ。

ともかく3700人中、新型コロナウィルスに感染したとわかった人の数は174人となる。全員検査すると一体何人の人が感染しているのだろう。

 

なぜ、クルーズ船でこんなに感染したのだろう?

 

船内の大勢での宴会で感染した、との意見がある。確かにそうかもしれない。

武漢でも数万人の宴会で感染が広まったとの報道がある。

どこか忘れたが、数人の宴会で感染したとの報道があった。

中国では、宴会やマージャンなど人が集まるのを禁止しているらしい。

日本でも、しばらく宴会は控えた方がいいかもしれない。

 

一方で、クルーズ船という閉じた空間の特質を指摘する意見もある。

閉じた空間の中で、コロナウィルスがたくさん浮遊しているイメージだろうか。

これも一理ありそうだ。

ただ、クルーズ船の中はそれなりに換気はしているだろう。

 

「ダイヤモンドプリンセス」の件は世界中で注目している。

CNN のネットニュースでもトップに取上げている。

そうして、人々の目は他のクルーズ船にも向いている。

 

その一つが、日本政府が入国を拒否した「ウェステルダム(Westerdam)」だ。

かわいそうに、「ウェステルダム」は、フィリピン、台湾、日本から入国を拒否され、おそらく親港である香港にも入国できずに、今タイの港の沖に居る。

タイ国も船内の人が船から降りるのを認めないらしい。

 

こうなってみて初めて、クルーズ船というものの国籍というか、所属について考えさせられる。

つまり、今回のような危機の時に「どの国が面倒を見るか?」明確でない。

「ダイヤモンドプリンセス」の場合の日本政府の対応をみると、あれこれ理屈をこねて全員の検査を渋ったり国内に入れないなど、いかにも「来てもらって迷惑だ。」との態度だ。

最初に感染の検査をさせた役人は今頃こっぴどく怒られているかもしれない。

日本は、中国に抜かれたとはいえ、いまだ世界第3の経済大国だ。「全員の面倒を見る、」くらいの度量が欲しい。

検査キット、病床などのキャパシティが足りなくても頭を使えばなんとかなるのではないか?それでも日本だけでは面倒を見切れないなら、外国に援助を要請してもいいのではないか?

 

さて、新型コロナウィルスはいつ頃収まるだろうか?

中国の患者数の増加の仕方はなんとなく一定に近づいたように見える。増加数が一定でも、総患者数はどんどん増える。しかも、ニュースに言うように、人々が出勤するようになってまた増え始める可能性もある。

総患者数がピークになるのはもっと先のように見える。

 

ウィキペディアのコロナウィルスの項をみると、普段の風邪の10‐20%は種々のコロナウィルスによるものだそうだ。そして、風邪は冬に多い。

今回の新型コロナウィルスも、インフルエンザと同様に、(インフルエンザウィルスはコロナウィルスではないが)、暖かくなるとともに下火になると期待したい。

その期待には何の根拠もないが。