わからんから面白い魏志倭人伝

三国志の時代の魏志倭人伝にはわからん事が多い。わからんからそのまま想像力を働かして楽しんじゃお!

新型コロナウィルス患者は6万人

CNN によると、湖北省の新型コロナウィルス患者数が水曜日に一気に14840人増えた。

一瞬眼をむいた。

というのもこれまでは大体1日に2000人-3000人くらいずつ増えていた。それに比べて増加数が大きすぎる。

実はこれは、湖北省での患者の定義が変わった事による。

つまり、新型コロナウィルスの感染検査を受けていないけれども病状から判断して新型コロナウィルス患者だと判断された数も加えた。

 

新型コロナウィルスの病状がよくわかっているなら、これは妥当なやりかただと思う。

従って、新しい数の方が実情に近い。

しかし、このように統計が変わってしまうと、今まで古い統計で考察していた内容が意味がなくなる可能性がある。

例えば、患者の増加数がほぼ一定かむしろ減少してきたから、近いうちに総患者数がピークに至るだろう、という議論がチャラになってしまう。

 

CNNによれば、全世界では 60015 人の患者数となる。

ただし99%は中国本土の患者だ。

今後、中国から全世界へ感染が広がるかどうか、注視する必要がある。

 

というか、我々としては、身の回りを清潔にして、のどの湿度を保って、手を洗い、できるだけ人混みを避けて、推移を見守るよりない。

 

 

中国以外では、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の感染者数が174人(CNNでは175人となっている。) が突出して多い。

検査をした人の数が500人-600人くらいだったと聞いているから、3分の1程度が感染した。

そうすると、3600人いる乗員・乗客のうち1000人以上が感染していてもおかしくない。

もしも1000人も感染者がいて、それを皆隔離するとなると、病床数・感染症専門医の数等を考慮すると、単純計算では日本全体でも手に負えないかもしれない。

そうした「計算」が働いて日本政府は今一つ全員のウィルス検査には消極的なのかもしれない。

しかし、これだけの高確率で感染しているから、全員検査はいやでもやらなければならない、と思う。

そうして、1000人の感染者が出る場合も想定する必要がある。

 

もう一つのクルーズ船「ウェステルダム」は、カンボジアが入船を認めたらしい。

つまり、船の乗員・乗客はカンボジアで下船できる。

 

実は、「ウェステルダム」では新型コロナウィルス感染者はでていない。

それにもかかわらず、日本、フィリピン、台湾、タイで入国を拒否された。

その理由がいまいち明確でない。米国CDCがなにか警告を出したからそうなったらしい。警告の内容は探し切れていない。

 

 「ウェステルダム」の運営会社の Holland America Line のブログによると、

”All guests on board are healthy and despite erroneous reports there are no known or suspected cases of coronavirus on board, nor have their ever been."

とあって、「乗客全員健康であり、コロナウィルスの感染者も疑いのある人もいないし、いなかった。」ということだ。

ということで、おそらく、カンボジアでは検疫を行うことなく、乗客全員が下船することになる、らしい。

 

他にふたつ新型コロナウィルスに感染の疑いのある船があった。

ひとつは香港にあり、もう一つは米国東海岸のどこかに停まっている。

けれどもいずれの船にも感染者はいなかった、と報道されている。

 

となると、ダイヤモンドプリンセスだけがこのように多数の感染者を出してしまった事になりそうだ。

この事実をどのように解釈すればいいのか。

それがわかるにはもう少し時間がかかりそうだ。