わからんから面白い魏志倭人伝

三国志の時代の魏志倭人伝にはわからん事が多い。わからんからそのまま想像力を働かして楽しんじゃお!

日本の高度経済成長を支えた中国人がいる。誰か?

ロシア人が

ソ連時代の良き遺産はブラックユーモアしかない。」

と言った。

これ自体が、立派なブラックユーモアだ。

 

そこでもうひとつ:

「ロシアをダメにしたドイツ人が二人いる。誰か?」

「うーん、ヒトラー第一次大戦時のドイツ皇帝かな」

...

「いいや、マルクスエンゲルスだ。」

確かに、ロシアは、共産主義国ソ連となってほぼ70年間停滞してしまった、

と言える。

 

これに倣って、日本のブラックユーモアをひとつ:

「日本の高度経済成長を支えた中国人がいる。誰か?」

ちょっと考えてもらいたい。

 

日本の高度経済成長とは、池田勇人の所得倍増政策から始まって、

1980年代のバブルまでの期間といっていい。

インフレではあるが、賃金はそれ以上に上がり続けた、

銀行の定期預金も3-4%はあったかな、ほっとけば利子で増えた。

土地も上がり続けて、下がることなどは想像もできなかった。

家庭には、まずテレビが入ってきた。次に洗濯機、冷蔵庫。

さらには、カラーテレビ、クーラー、そして車、と物がどんどん増えた。

そんな時代だった。

 

その高度経済成長を支えた中国人は誰か?

・・・

「答えは毛沢東だ。」

毛沢東が、共産化や文化大革命によって中国の経済成長を遅れに遅らせた。

鄧小平の時代になってようやく経済成長へと向かった。

おかげで日本が経済成長する余地ができた。

もしも日本の10倍以上の人口を持つ(つまり労働力と市場が10倍以上)

中国が第2次大戦後すぐに経済成長を始めたら、

日本には割って入る余地はなかったかもしれない。

そういう意味で日本にとっては幸運な時代だった、と思う。

 

以上、ブラックユーモアという程、毒はないかもしれないが。