張明澄さんが著した「誤訳だらけの魏志倭人伝」に
「卑弥呼」は古代中国語では、「ピェ・ミアー・ハッ」と発音するとある。
つまり「ピミハ」らしい。
特に最後の「呼」を「コ」と発音しないのは、日本人学者も悩ませたらしく、どこかの本で言い訳がましい事を書いていたのを思い出す。どの本か今は忘れてしまった。機会を見つけて確かめたい。
ともかく、張明澄さんが言うには、中国人が外国人の名前に与える当て字は発音という意味ではいい加減なものが多く、元の発音を精度よく反映するものではない、という。
多分その通りだろう。とはいえ他に資料も乏しい古代では、中国人の当て字を参考に考えるより他ない。
例えば、初回に「邪馬台」は「ヤマト」らしいと言った。
これなども、100%信じるわけでもないが、多分正しいだろう。そのあたりの信じる度合い(バランス)は個人個人で異なっていていいと思う。私の信じる度は70%くらいだ。