10月13日、静かな朝を迎えた。千葉市美浜区では快晴、富士山も見える。
台風19号はここからは去っていった。
しかし、テレビで見ると、関東、長野、東北と広範囲に爪痕を残していった。
主に雨による洪水被害が多い。
台風15号に比べると、すこし西寄りのコースをたどったため、15号で痛めつけられた千葉県では、「15号程酷くはなかった」というのが率直な感想だ。
実際、台風19号が千葉市に最も近づいたのが、12日午後9時だったが、その時でも風の音はどこか遠くで鳴っているようで切迫感がなかった。
とはいえ、停電情報では、27万件の停電があり、そのうち10万件近くが千葉県だった。やはりダブルパンチが効いた。
気象庁は今回の台風19号に関しては、事前に雨の被害を強調していた。
そしてその通りになった。
昔、30-40年前に比べて、気象予報の精度が実に上がってきたのを感ずる。
何が違うのか、部外者には正確にはわからないが、気象庁のシミュレーションの精度が上がったのだろう。
テレビで、今後の雨量とか風向き・風速の予報を流すが、それがよくあたっている。
大規模なシミュレーション(コンピュータによるモデル計算)が最近ようやく可能になってきたのだろう。
今はもうシャットダウンしたようだが、地球シミュレータというシステムがあった。
そのように地球全体のシミュレーションができるようになりつつある。
こうしたシステムを用いて是非とも地球全体の気候のシミュレーションを精度よくやってもらいたい。
ところで、ラグビーワールドカップ日本対スコットランド戦は開催される事に決まった。
こうした時こそ、災害に負けない姿勢を持ちたい。
素晴らしい判断だと思う。