わからんから面白い魏志倭人伝

三国志の時代の魏志倭人伝にはわからん事が多い。わからんからそのまま想像力を働かして楽しんじゃお!

倭人:海の民ー4

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魏志倭人伝にいう「倭人」とは中国人が勝手につけた名称だ。

そして、当時の中国人にとって「倭人」とは上図地域に住む海の民を総称して示す、言わば普通名詞みたいなものだった。

という考えを示してきた。

かといって、「倭人」が空想的なものではない。

例えば、鮮卑の檀石隗が捕まえたのは、後漢書にいう「倭人」か[1]、三国志にいう「汗人」か[2]、わからないとしても、海の民という実体があった。

   [1] 范曄著「後漢書」東夷鳥桓鮮卑

   [2] 陳寿著「三国志」魏書烏丸鮮卑東夷伝

では「倭人」と言われた人々の実体はなんだろう?

 

今は、遺伝子情報を解析する事により、人類、人種、民族の分岐のしかたをある程度明らかにすることができる。例の「ミトコンドリア・イブ」の手法だ。

Wikipediaでも日本人の起源について実に多くの項目がある。例えば、

縄文人」「弥生人」「日本人」「ハプログループ」「Y染色体ハプログループ」「ミトコンドリアDNAハプログループ」「ミトコンドリア・イブ」など。

この年末にそうした手法について調査してみたい。

実は、先人の研究により現時点での答えは既に出ていて、Y染色体ハプログループO1b2を持つ人が多い部族がいてそれが「倭人」の実体らしい。

 

では 

Merry Christmas! and Happy New Year!